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[内視鏡AIの過去と未来] AIメディカルサービス創業秘話~内視鏡AI製品化の”カベ”とは?~

内視鏡医であり、株式会社AIメディカルサービス(以下、AIM)の創業者・代表取締役CEOでもある多田智裕が語る、AIMの創業秘話「内視鏡AIの過去と未来」。今回は、内視鏡AIのプロトタイプを製品化する上で立ちはだかった困難についてご紹介致します。

会社拡大のために必要だった”資金のカベ”

2018年当時、AIMは自己資金のみで経営していました。当時は資金が限られていたため、内視鏡AIを作るために必要な教師データである内視鏡画像・動画を集めるために、共同研究に参画いただいた医療機関様には、施設の研究費で録画用の機械を購入いただいておりました。当時ご協力いただいた医療機関様には、感謝してもしきれません。

しかし、今後製品化に向けて研究・開発を進めていく上で、これからかかる費用を自己資金だけでまかなうことは到底できなかったため、資金を調達する必要がありました。そこで資金調達に向けて動き始めたのですが、AIMは埼玉で創業したスタートアップでしたので、まずは埼玉県に申請し、5,000万円の資金を助成していただくことになりました。

同時に、投資家向けの交渉も行いました。癌の早期発見を支援するというプロダクトでしたので、投資家からの反応は良く、話を聞いていただけないということは全くなかったので、大変ありがたく感じておりました。その結果、Forbes Japan「JAPAN’s MIDAS LIST(日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキングBEST10)」で2017年に第1位を受賞されたベンチャーキャピタリスト・村田祐介様を経由して、インキュベイトファンド様から10億円の出資をしていただくということになりました。当時、インキュベイトファンド様の最大出資額が5億だと伺っており、最大限評価していただいた金額だったと考えています。

医療機器を上市するために必要な”治験のカベ”

多田 智裕(医師)
Tomohiro Tada
医療法人ただともひろ胃腸科肛門科 理事長 株式会社AIメディカルサービス 代表取締役CEO 医師

概略
1996年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院外科研修医として勤務。
2005年に東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。
2006年より武蔵浦和メディカルセンターただともひろ胃腸科肛門科開業。
2012年より東京大学医学部腫瘍外科学講座客員講師。
2017年株式会社AIメディカルサービスを設立、代表取締役CEOに就任し、現在に至る。  

所属学会・資格・役職など
浦和医師会胃がん検診読影委員
日本外科学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本大腸肛門病学会専門医

著書・論文など
【著書】
『行列のできる 患者に優しい“無痛”大腸内視鏡挿入法』など著書複数。

【論文】
Application of artificial intelligence using a convolutional neural network for detecting gastric cancer in endoscopic images.
Hirasawa T, Aoyama K, Tanimoto T, Ishihara S, Shichijo S, Ozawa T, Ohnishi T, Fujishiro M, Matsuo K, Fujisaki J, Tada T.
Gastric Cancer. 2018 Jul;21(4):653-660. doi: 10.1007/s10120-018-0793-2. Epub 2018 Jan 15.
PMID: 29335825 など多数

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