
「生検要否の判断の際にAIという相談相手がいると心強いはず」内視鏡医によるAI体験のご感想
株式会社AIメディカルサービスでは、2020年10月より内視鏡AI体験ブースを設け、内視鏡医の先生方に開発中のAIを体験頂き、ご感想やご意見、アドバイスを賜っております。
※ご注意:本体験は、当社が用意した写真/動画を用いた「AI疑似体験」です。また、医薬品医療機器等法未承認の技術です。
内視鏡AI体験では、開発中の「胃がん鑑別AI」をご体験頂いております。「胃がん鑑別AI」は、先生方が腫瘍性を疑う病変に対してフリーズを行うことで、AIが腫瘍性である可能性の度合い(確信度)を表示するもので、質的診断(鑑別)の支援にご活用頂くことを想定しています。内視鏡AI体験にご興味・ご関心のある内視鏡医の先生は、以下よりご予約頂けますので、お気軽にご連絡ください。
本稿では、内視鏡AIを体験された先生方がどのように感じられたのか、頂戴したコメントをご紹介致します。「内視鏡AIってどうなの?」「AIメディカルサービスの評判は?」と気になる方の、ご参考になればと存じます。
齋藤洋子先生(茨城県メディカルセンター)

齋藤洋子先生(左)
【JDDW 2020 KOBE 「胃がん鑑別AI」特設体験ブースのご感想】
AI体験に、茨城県メディカルセンターの齋藤洋子先生のご来訪を得ました。齋藤先生は2年前のJDDWで日本消化器がん検診学会大会会長を務められ、我々の内視鏡AIについても「検診」使用での視点を交えながら丁寧なアドバイスを下さいました。
「癌疑い時に生検をすることになるが病変が微小になればなるほど、その判断は難しい。限られた時間内に検査を終らせなければというプレッシャーがある現場もあるだろうし、内視鏡がん検診では生検率は10%以下が推奨されている。また、年齢層が高い被検者では抗血栓薬・抗凝固薬の服用者も増えている。生検要否の判断の際にAIという相談相手がいると心強いはず。」
など、AIの普及に対して強い期待を寄せて下さいました。
全国の検診現場で広く貢献できる内視鏡AIを目指します。
七條智聖先生(大阪国際がんセンター)

七條智聖先生(左)
【JDDW 2020 KOBE 「胃がん鑑別AI」特設体験ブースのご感想】
大阪国際がんセンターの七條智聖先生に、AI体験にご来場いただきました。
七條先生は、世界初の「ピロリ菌人工知能診断論文」(2017年10月14日EBioMedicineに掲載)の筆頭著者、世界初の「人工知能による十二指腸腫瘍拾い上げ論文」の責任著者です。
https://www.thelancet.com/journals/ebiom/article/PIIS2352-3964(17)30412-7/fulltext?fbclid=IwAR2jjifqhAxxelh-R0WXu2ATM_Tpl3PHc6xMN1zv6ud2Yk6pNLMMbhICX88
https://journals.lww.com/ctg/Fulltext/2020/03000/Application_of_Convolutional_Neural_Networks_for.15.aspx?fbclid=IwAR37iJNOmpiHtogf62hNttLHfZ7BTM9eimikTxQGphYl1OKQnpRNc4cBSqI
いち早くAIに取り組んできた内視鏡医だけに期待も大きく、
「薬事戦略上、AIMが胃の鑑別AIを先行させていることは理解しているが、検出AIも早く製品化してほしい。そして、大腸についても、他社が先行製品を出してはいるが、より高い精度で病変を拾い上げるものを作ってほしい。」
とのコメントを頂戴しました。製品をスピーディに上市していけるように社内体制も整えてまいります。