グローバル

AIメディカルサービス、スタンフォード大学医学部と内視鏡AIに関する共同研究契約を締結

〜消化器内視鏡分野における日本企業との共同研究として初の事例〜


内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する株式会社AIメディカルサービス(本社:東京都豊島区、代表取締役 CEO:多田 智裕、以下「AIM」)とスタンフォード大学医学部は、このたび共同研究契約を締結し、2023年8月から内視鏡AIに関する共同研究を開始します。

消化器内視鏡分野における日本企業との共同研究としては、AIMが初の事例(※1)となります。

 

■共同研究の内容と目的

AIMは早期胃がんの鑑別に特化した内視鏡AI製品の日本国内の薬事承認に向けて取り組んでおり、このたびのスタンフォード大学医学部との共同研究をきっかけに、米国における内視鏡AIの実用性を検証するための実証実験を開始します。

胃がんは、世界において全がんの中で4番目に死亡者数が多いがんで、米国においても毎年約2万7千人が罹患しています。

スタンフォード大学医学部の位置する米国西海岸は、人口の58%がマイノリティグループに属する多様性に富んだ地域です。胃がんはアジア系人種が罹りやすいという特徴があり、スタンフォード大学医学部は知識と教育の向上を通じてアジア系人種の健康を改善することを使命として、2018年にCARE(Stanford Center for Asian Health Research and Education)を設立しました。

世界大学ランキングにおいては世界第3位(※2)と評価されているスタンフォード大学医学部との共同研究により、AIMとスタンフォード大学医学部は、米国の臨床現場における内視鏡AI活用の可能性を探っていきます。

 

■スタンフォード大学医学部 Joo Ha Hwang教授によるコメント


氏名: Joo Ha Hwang

役職: 医学(消化器・肝臓学)および外科学教授 -医学- 消化器・肝臓学

コメント:

“We are excited to collaborate with AI Medical Service Inc. in evaluating their AI platform for detecting early gastric cancer. This is an important issue in the United States because the incidence of early gastric cancer is relatively high in several immigrant populations, especially East Asians; however, the detection of early gastric cancer remains low because lesions are often subtle and difficult to identify. We look forward to evaluating this technology in clinical studies at Stanford Medicine where we have a diverse population of ethnicities who are considered to be at higher risk for gastric cancer.”

「私たちは、AIメディカルサービス社との共同研究により、同社の早期胃がん発見のためのAIプラットフォームを評価できることを嬉しく思います。米国において早期胃がんの罹患率は、いくつかの移民集団、特に東アジア人において比較的高いという課題があります。一方で、病変が微細で判定が難しいことが多いため、早期胃がんの発見率は依然として低いままです。 私たちは、胃がんのリスクが高いと考えられる多様な人種を抱えるスタンフォード大学医学部での臨床研究において、このテクノロジーを評価することを楽しみにしています。」

 

■AIメディカルサービスについて

AIMは「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」をミッションに掲げる、医療AIスタートアップ企業です。内視鏡医療は日本が最先端であり、質・量ともに世界最高水準のデータが蓄積されております。中でも、AIMは100施設以上の医療施設と共同研究・製品開発を進めています。当社は内視鏡AIを医療現場にいち早くお届けすることで、がんの見逃しを減らし、世界の患者を救うことを目指しています。


■代表取締役CEO 多田智裕について


多田 智裕(ただ ともひろ)医師 医学博士

【所属・役職】

株式会社AIメディカルサービス 代表取締役CEO

医療法人ただともひろ胃腸科肛門科 理事長

【概略】

1996年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院外科研修医として勤務。2005年に東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。2006年よりただともひろ胃腸科肛門科を開業。2012年より東京大学医学部腫瘍外科学講座客員講師。2017年株式会社AIメディカルサービスを設立、代表取締役CEOに就任し、現在に至る。

 

■海外展開に向けたこれまでの取り組み

2019/11/07 「開発中の内視鏡画像診断支援AI(人工知能)システムが、米国食品医薬品局(FDA)よりブレイクスルーデバイス指定(画期的医療機器/デバイス指定)を受けました」

https://www.ai-ms.com/news/product/20191107

2021/04/28 「National University Hospital, Singapore(シンガポール国立大学病院)と共同研究契約を締結しました」

https://www.ai-ms.com/news/global/20210427

2022/07/11 「AIメディカルサービス、シンガポールに現地法人を設立」

https://www.ai-ms.com/news/global/20220711

2023/01/01 「AIメディカルサービス、ニューヨークに米国第2号拠点を開設〜米国での事業展開に向けた体制構築を加速〜」

https://www.ai-ms.com/news/global/20230101

2023/01/17 「AIメディカルサービス、シンガポール国立大学病院との連携を強化するため、 ヘルスケア・イノベーション・センター(CIH)にシンガポールオフィスを移転」

https://www.ai-ms.com/news/global/20230117

2023/02/09 「AIメディカルサービス、香港中文大学と共同研究契約を締結〜消化器内視鏡分野における日本企業との共同研究として初の事例〜」

https://www.ai-ms.com/news/global/20230109 

2023/05/10 「AIメディカルサービス、フランス第2の国立大学病院であるHospices Civils de Lyonと内視鏡AIに関する共同研究を開始~ヨーロッパで企業として初の胃がん内視鏡AI研究に挑む~」

https://www.ai-ms.com/news/global/20230510

 

会社概要  ――――――――――――――――――――――――――――――

会社名   :株式会社AIメディカルサービス

所在地   :〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目 18-1 HarezaTower11

代表者   :多田智裕

設立       :2017年9月1日 

事業       :内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)の開発


※1:2023年7月時点、当社調べ。

※2:QS世界大学ランキング 医学部部門を参照。 [Accessed 2023/7/21]

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